第10章 Super Fresh!
松本side
中には【AHIRS】の5つの
イニシャルペンダント。
文字の中に
赤・青・緑・黄色・紫の石が留められてる。
O:「別にね、
石を入れてもらった訳じゃないんだ。
最初からこの状態だったの。
なんかさ、どうしても欲しくなったの。
で、買って帰ってきたわけ」
智くんは紫の石が付いた
【A】のペンダントを俺に差し出した。
O:「これは潤くんね。
ヴァイオレットサファイアだって。
なんか珍しいよね?
で、これは翔ちゃん」
差し出された【R】にはルビーが付いていた。
O:「こっちが和でこっちが雅紀の」
和に渡された
【I】にはイエローダイヤモンド、
まーの【H】にはエメラルドが付いていた。
「これさ、【Time】の時の
衣装に付いてたアルファベットと
一緒じゃない?」
S:「あぁ!そうだ!
智くん、【S】だったよね?」
サファイアのついたペンダントを見ながら
翔くんが言う。
A:「えーそうだったっけ?覚えてねー。
和、覚えてる?」
N:「私は過去は振り返らない主義ですが…
これは覚えてますよ。
まーくん、すぐ忘れちゃうから…。
あとでDVDみたら?」
O:「おいらも買ったときは
そんなの忘れてたの。
日本に戻る飛行機の中で急に思い出して
早くみんなに渡したかったの。
仕事中は出来ないけどね」
A:「大ちゃんありがとう!
俺、大事にする!」
N:「あのさ、ぬいぐるみだけでも
すげー嬉しかったのに
こんなスゴいのまで…。
ほんとありがとう。智、愛してる!!!」
和が智くんに抱きついた。
A:「和も大ちゃんもズルい!」
N:「ズルいって意味がわかんないでしょ?
酔ってるの?」
A:「酔ってないし~」
そのまま飲み会第2ラウンドが始まった。