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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第10章 Super Fresh!


松本side


翔くんの手が動く。


S:「すげーなぁ。もうカチカチじゃん?
  そんなに期待してるの?」


乱暴な言い方で俺を煽る翔くん。

でも、知ってる。
これは翔くんの優しさ。

翔くんに追い詰められ
従わざるを得ない状況を作ることで
俺が【仕方無かった】と
言い訳出来るように…。

そうやって俺に逃げる余地をくれる。
プライドを粉々にするようなことを
平気で言うくせに…
逆に俺のプライドを守ってくれる。

それがわかるから俺は委ねる…全てを…。


「ンッ……あっ……イキたい……
 おねがい……もぅ…イカせて!」


翔くんに懇願する。
欲に浮かされ請い願う。


S:「いい子だ…イッていいよ、イケよ!」


そう言って俺が待ち望んでた刺激をくれる。

「あぁっ……んっ……あっ……
 あっ…もぅ……イクっ……
 あイクっ……あぁっんッ」


翔くんの手の中に熱を吐き出す。
躰がガクガクいう。


「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」


俺の息が響く。

翔くんを見ると手についた
俺の熱を舐めている。


「しょう…くん…やめ…て……」


S:「なんで?」


不思議そうな顔で俺を見る。


「なんで…って……」

S:「汚いとでも思ったの?
  おまえのなら…汚くもなんともないよ?
  全部受け止めるって言っただろ?」


「翔くん…」




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