第1章 日常
松本Side
「せっかくだし、食べようよ。
コーヒーと紅茶、どっちがいい?」
S:「俺、コーヒー」
A:「うーん、俺もコーヒー」
O:「おいら紅茶がいい」
N:「私はミルクティーにします」
「相変わらず見事にバラバラだね。
智くん、手伝ってもらっていい?」
O:「うん、行くよ」
智くんがキッチンに来た。
A:「皿出すね」
キッチンに来た智くんに
「智くん、原因とか考えなくていいからね。
あれはきっかけなだけでしょ?」
O:「そっかなぁ?
おいらばっかり迷惑かけてる
気がするんだけど…」
「じゃぁ智くんは今幸せじゃないの?
俺はこうやって大好きな人たちと
一緒に暮らせて幸せだと思ってるよ。」
O:「確かにおいらも大好きなみんなと
一緒に暮らせて幸せだよ」
「じゃ結果オーライじゃない?」
智くんが何かを言おうとしたその時、
ケトルの鳴る音がした。
智くんは言葉を呑み込んで
紅茶の準備を始めた。
「コーヒー、持ってくよ」
マグカップ3つを持ってリビングへ。
後ろから智くんがマグを
2個持って着いてくる。
O:「ニノ〜、ミルクは自分で出してね」
N:「えー、大野さんお願い」
O:「だって両手塞がってるもん、
無理だよ」
N:「じゃ、ミルクいいや」