第7章 MELE KALIKIMAKA ~メレ・カリキマカ~
相葉side
約束の時間の10分前。
マネージャーに言われた通り
都内某所のホテルに到着。
ホテルの人に案内されて
用意されてた衣装に着替えて
指定された部屋に向かった。
ホテルの人からは
事前に部屋から連絡があり、
『部屋に着いたらインターフォンを
鳴らしてそのまま部屋に入るように』
と言われてると伝えられた。
なので、そのまま指示に従う。
『ピーンポーン』
特に返事はない。
言われたようにドアに手をかけると
鍵は掛かってなかった。
中に入るともう一枚ドアがある。
そこも開けると……。
『パンッ、パンッ、パパンッ!!!!』
MNOS:「雅紀、お誕生日おめでとう!!!!」
目の前にミニスカサンタとトナカイ。
びっくりしたのと嬉しいのとで
目からなにかが零れる。
M:「驚いた?」
頷くしか出来ない俺。
N:「泣くなよ~」
S:「とりあえず中、入りなよ」
O:「ほらほらほらほら」
ミニスカサンタなリーダーが
俺の肩に手をおいて部屋の中へ押していく。
部屋には豪華な料理とグラスが
用意されていた。
大きなダイニングテーブルの
真ん中の席に導かれ…。
席についた皆から改めておめでとうって
言われて…。
横に座ったカワイイ、
ミニスカサンタのニノに
背中をポンポンされる。
N:「ほら泣き止んで…」
「俺、昨日皆に祝ってもらったけど…
今日は俺だけ仕事だって言われて…
もう30過ぎてるから今更だけど
少し寂しくって…」
M:「ゴメンね、驚かせたくて
マネージャーに頼んだの」
「仕事だと思ってドア開けたら
みんないるし、ミニスカサンタだし…。
涙も止まらないし…」
N:「はいはい」
「もぅ!みんな、大好きだよ!!」