第7章 MELE KALIKIMAKA ~メレ・カリキマカ~
松本side
無事に今日のコンサートも終わり、
ツアーも終了。
相葉くんへのサプライズも
うまくいってほんと良かった!
これから打ち上げに移動だな。
っとその前に…。
俺はマネージャーを捜して
あることをお願いした。
快く引き受けてくれたマネージャーに
お礼を言って打ち上げへの準備に向かう。
打ち上げ会場でも相葉くんに
一日早いバースデー。
何回お祝いしてもいいもんだね。
嬉しそうな顔の相葉くんを見てると
リーダーがグラス片手にこっちに来る。
O:「明日の件だけど…」
小声で話すリーダー。
一応周囲を確認して
「大丈夫だよ、
さっきマネージャーに頼んどいた」
O:「さすが名プロデューサーっ」
「どういたしまして。
ところでそっちの準備はどう?」
O:「うん、モノは揃ったよ。
明日持ってくだけ」
そこに翔くんがやってくる。
S:「明日の件?」
やはり小声で囁く。
眼は周囲を確認する。
「そ。その件」
S:「あれ、ホントにやるの?」
翔ちゃんはすこしためらいがちな顔をして
聞いてくる。
リーダーはノリノリで
満面の笑みを浮かべる。
O:「やるよ。もちろん!
あ、念のためお手入れ、忘れないでね」
まだ難しそうな顔をする翔くんに
リーダーがそれはそれは可愛い顔で
お願いしてる。
O:「ね?やろうよ。
きっと喜んでくれると思うんだ」
その笑顔に勝てるわけもなく…。
S:「わかった。智くんがいうなら…」
不承不承?ながらも受け入れた翔くん。
相変わらすリーダーに弱いよなぁ。
ってかリーダーが最強なのか?