• テキストサイズ

しあわせはここにある【気象系BL小説】

第21章 しあわせはここにある



今、一人で宮古島にいる。

目の前に広がる青い海はハワイで見た海みたいにすごく広くて碧い。


自分たちが決めたあと、本当にいろんなことがあった。

世の中があんな状況になるなんて思いもしなかった。

ファンのみんなに感謝を伝えるためのコンサートも結局無観客配信って形になった。

年末もそうだ…。

でも…でも…あれでも良かったのかもしれないと思ってる自分もいる。

配信にしたおかげでチケットの落選は出なかったもん。
最後に悲しい思いをさせずに済んだと思えば…良かったってみんなでなんとか納得したよなぁ。

とはいえ、実際に大幅な変更に大変な思いをしたのは松潤だった。
だからできるだけ支えられるようにってしばらく一緒にいたこともあった。

だって松潤以外はそれぞれ支える人がいたから…。

…そう、それを知ってたから、知ってしまったから言ったんだもん。


ニノも相葉ちゃんも…そして翔くんも…。

でもね、僕も強くなったから。
もうちゃんと立てるんだよ。

だから大丈夫。
もう、大丈夫。

テレビをつければみんなの活躍が見れる。

そこに自分がいないことに寂しさは感じなかった。


/ 1081ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp