第20章 Sweeter than SWEETS

なんども唇を重ねるうちに雅紀からも触れてくるようになって…。


「雅…いい？」


そう聞くと小さく頷く。
それを合図にゆっくりと雅紀の服を脱がせていく。

1枚1枚脱がせながら、一緒に雅紀の心を塞ぐモヤモヤを剥ぎ取れたらいいなぁって思う。

露になった雅紀の肌に口づける。

首筋からのどぼとけ、鎖骨…そして肩の痣にもなんども唇を落とし舌先でくすぐるように舐めていく。


「あっ…おお…ちゃ…んっ」


「どうしたの？くすぐったい？」


こくこくと頷き、俺のシャツを握りしめる雅紀の反応が可愛くて、もっと気持ちよくしてやりたくなる。


「じゃぁ、こっちにする？」


脇腹から胸に唇を移し、左の胸の飾りを舐め上げる。

ビクッと反る背中に腕を回し、そのまま執拗に両胸を攻める。

舐めて、吸って、指先で捏ねて…その度に素直な反応を返す雅紀に愛しさが募る。


「だめっ…そこ…ばっかっ、しちゃっ」


「だめなの？じゃ、どこならいい？」


雅紀の一言一言に反応を返しながら、雅紀の言葉を引き出す。


「こっちがいい？それともこっち？」


勃ちあがりはじめた雅紀のそこをボクサーの上から撫で上げる。

小さく震えた躰を抱きしめながらさらに双丘を撫で上げた。