第44章 ドラセナ
Jun side
翔「早めに風呂も入ろうか」
風呂は俺がちゃんと溜めてくるよって
洗い物が終わったキッチンから
翔くんが出ていこうとするから
思わず翔くんの腕を掴んだ
翔「どうした?」
振り向いた躰に腕を回して
潤「ちょっと先に休憩しよ…?」
そう言ってから手を繋いで寝室に引っ張った
ベッドに躰を投げ出して
潤「翔くん…」
来て…と腕を伸ばすと
隣に翔くんも寝転んでくれた
翔「潤?具合悪い?」
躰を抱き寄せてくれながら
手のひらが額に当てられる
その手は相変わらずひんやりと気持ちいいけど…
潤「んーん…大丈夫…」
立ってるのも辛いほど
体調が悪くなったとかじゃない
潤「こうしてたいだけ…」
お風呂に入らなきゃ…とも思うけど
昨日の夜淋しかったからか
ぎゅってしていたくなって
ゆっくりできるベッドに来た
翔くんの躰に抱きついて
胸に顔を埋めると
翔「ん…いいよ,少しこうしてようか…」
しっかり躰に布団をかけてくれた
潤「翔くん…ちゅー…」
胸から顔を上げて見上げると
翔くんと視線が絡んで
頬を包まれてゆっくり顔が近づいてくる
潤「んっ…んん…っふ…ぁ…っ」
躰を密着させて
角度を変えながらお互いの唇を味わった