第44章 ドラセナ
Sho side
俺だって洗い物くらいは…できる…
…たぶん…
翔「ぅぁ…あっぶね…」
ガシャンと足元に重いものが落ちた
洗剤で手が滑って
包丁が床に落ちた
足の5センチ横…
…セーフ…
なんとか拾い上げたら
手についていた洗剤が床について…
ソコを拭いて水を出したら
翔「うゎっ…」
思いっきり水しぶきを浴びた
…はぁ…家事ってめんどくさい…
自分の家では全自動食器洗い機を導入したから自分ではやらないし…
でも…潤は使いたがらないんだよなぁ~…
潤「翔くん…」
翔「うわっ…」
いきなり声を掛けられて
また手が滑って洗ってた鍋をシンクの中に落とした
翔「何?どした?」
ちゃんと休んでろよっ…って言いかけると
潤「俺もやる…」
とキッチンに入ってきた
潤「翔くん遅いから…寂しいんだもん…」
そんな風に言われたら…
断れないじゃねーか…
翔「ごめん…」
ここは素直に謝っておいた
潤「んーん…ありがと」
ちゅっと頬に唇が触れた
潤が来てくれたら
10分もかからずに
すべてが綺麗になった
いい奥さんになるよ…ホント…
翔「潤,ありがと」
俺からもお返しに頬にキスをした