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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第43章 エンジェルトランペット


Sho side

〔会いたくなったから翔くん家で待ってる♡〕

なんてメールに
一人で顔がにやける

今日は会えるとも思ってなかったし…

こんなメール貰ったら
とにかく早く帰らなきゃ…

さっきまで感じていた仕事の疲れも吹き飛んで

マネージャーの車に揺られながら
寝たふりをして緩む顔を隠していた

もうすぐ自宅…という所で
携帯が短く振動する

潤かな?と思って開くと

〔お疲れ~♪翔ちゃん,明日の収録遅れないでね♡明日は松潤,クリフクライムだよ♡〕

雅紀からだった

…?

知ってるけど…なんでわざわざクリフクライム…?

てか…遅刻したことないけど…?

いろんな疑問符が頭に浮かんだ

「櫻井さん,着きました」

翔「あ,どうも…お疲れさま…あ…明日は自分で行くから」

「わかりました,じゃぁスタジオで…お願いします」

翔「はーい…気を付けて~」

マネージャーに見送られて
マンションに入った

〔お疲れ,うん…とりあえず遅刻はしないから大丈夫!おやすみ〕

エレベーターの中で雅紀に短い返信をして携帯を閉じた

潤が部屋で待っててくれる…
そう思うだけで躰が軽くなって

上昇するエレベーターの小さな箱の中
走って帰りたい気持ちを
必死に堪えていた
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