第42章 フリージア
Sho side
斗「あれ,潤酔ってる?」
斗真が声をかけた頃には
もうすっかり潤は出来上がってて
俺は気が気じゃない…
だって酔った潤は…妙に艶っぽくて
エロイ…
潤「酔ってねーし…だいたい斗真はさぁ~…」
そして,やたら絡む…
これはジャニーズの先輩後輩の間でも有名らしく…
松潤と飲むと帰してくれないって皆言う
まぁ…だいたいその場に俺は居ないから
てか居たら絶対見てられなくて
連れて帰っちゃうから
なるべく自由にさせてる
束縛はしたくないし…
そう思ったのも束の間
潤「てか,相葉さんはいつもいつも翔くんを飲みに誘いすぎっ…今までは我慢してたけどさ~…俺達のこと気づいてたんだったらちょっとは遠慮してよ!」
…やべぇ…雅紀に絡み始めた…
雅紀を覗くと大丈夫大丈夫って笑ってる
雅「松潤ともまた今度飲みに行こうね~♪また二人で泣いちゃうかもしれないけどね?」
潤「ばっ…そ,そーじゃなくてっ…」
真っ赤になって手でバシバシ膝を叩いていた
…可愛いじゃねーか…
斗「翔くん…そろそろ連れて帰りたいとか思ってるでしょ?」
目の前の席で,斗真が身を乗り出して囁いてくる
…思ってるけど…そんなこと言えない…
斗「ははっ…翔くん顔に出すぎだからっ」
肩に手を置いて脱力したように笑われた
俺…そんなわかりやすいかな…
潤「おらっ…そこ!気安く触るなっ」
潤が斗真をどついて
また二人でわいわいやり始めた
雅「ホント,ジュニアの頃に戻ったみたいだね…今日一日…」
雅紀がしみじみと言う
翔「風間来れなくて残念だね」
雅「パシリにされるだけじゃん?」
翔「一番してるのに」
雅「俺が?してないよ~?」
…あれは…無意識なのね…
雅紀と談笑していると
突然立ち上がった潤が
潤「も~!翔くんっ浮気しすぎっ」
斗真を押しのけて
テーブルを回りこみ
俺に抱きついてきた