第4章 アゲラタム
Jun side
翔「潤…少し我慢して…」
言葉の意味が理解できなくて
聞き返すと同時に
まだ熱を吐き出していなかった翔くんのモノが
最奥まで挿入ってきた
何度も奥を突かれて
達したばかりの躰には強すぎる刺激に
涙が溢れてくる
翔「んっ……ふっ…んん…」
舌が絡み合っている
翔くんの口から喘ぎのような吐息が漏れて
ナカが濡らされたのがわかった
翔「…はぁっ…抜くよ…?」
潤「ん…っぁ…あ…」
ナカから翔くんが出て行って
小さく漏れる声を手で抑えた
小さなテントの中は熱がこもっていて熱い
でも外に出る訳にもいかず
汗だくのまま
並んで背中に砂の感触を感じて
荒い呼吸を整えながら寝転がった
翔「あっちー…」
潤「夏に狭いトコでヤれば暑いよね(笑)」
翔「元はと言えばお前があんなコトするからっ…」
抗議の声をあげる翔くんに
潤「俺は日焼け対策しただけだよ?」
俺は悪くない,と言い返せば
翔「そうだけどっ…」
言葉に詰まる翔くんが可笑しくて
「「…っ,ははっ…」」
どちらからともなく噴き出した
翔「サップ…借りてきたままだ…どーする?」
潤「俺,無理…」
翔「俺も無理だわ…」
海来て何やってんだ…と思いながら
ふと小さな入口から外を覗けば
潤「翔くん…見て,綺麗…」
オレンジ色に広がる夕日が浮かんでいた