第4章 アゲラタム
Jun side
翔「っ…ぁっ…も…ごめん,っ…」
その言葉とともに
翔くんの熱が口内に広がる
本来絶対美味しくなんてないはずのソレは
なんとなく甘い香りがして
愛情はこんなトコにも作用するのか
なんて思ってしまう
コクン,と喉を動かして飲み込むと
翔「っ,バカ,飲み込んだの!?
そんなの吐き出せよっ」
翔くんが慌てて口に手を添えてくるけど
潤「不味くなかったから…大丈夫」
美味しかった,と言うのは
なんだか恥ずかしくて
翔くんの頬にキスをして誤魔化して
行こうかって立ち上がろうとすると
今度は俺が腕を引っ張られた
翔「お前,ソレどーすんの?」
翔くんが指さす先には
勃ちあがって水着の上からじゃ
隠すことのできない俺のモノ
潤「え…あ…」
気付かなかった
自分の躰の変化に気付かなかったっていうのも
不思議だけど
歯を立てないように
気持ちよくなるように
って必死だったし
吐き出された後は
甘いんだ…なんて考えてしまったから
自分でも気付かなかったのに
翔くんに指摘されて
今更遅いのにソコを手で隠すようにしてしまう
翔「おいで」
ぐっと引き寄せられて
テントの中に押し倒されて
潤「ちょ,まってっ…外だよっ…」
翔「声,我慢な?」
そう言いながら翔くんの手がお腹を撫でる
潤「ローションとかっ…ないじゃんっ…」
翔「なんとかする」
赤く勃っていた胸の尖りを摘まれて
潤「…っあ…」
躰が跳ねた