第28章 レッドゼラニウム
Jun side
ふわふわとした夢の中の気持ちよさとは
別の気持ちよさが躰中に与えられて…
潤「ん……っ…ぅんん…」
でもまだふわふわの世界にいたくて
それから逃れるように身を捩ると
翔「じゅーん?…起きて?」
翔くんの声が聞こえてきた
それと同時に太股に刺激がきて
潤「んぅっ…」
自分の躰が跳ねるのがわかる
翔「潤ー?ほら起きてー?」
それでもまだ眠たくて
瞼を開けるのを拒否していたら
先端をくるくると撫でられて
潤「ぁぁ…っ…やっ…起きる…っ」
思わず瞳を開くと
翔「おはよう」
目の前に翔くんの顔があって
潤「おは……んっ…んん…」
優しく柔らかく舌を絡めてキスをくれた
でも俺より先に起きていた俺の中心は
口内を舐められた刺激で更に硬くなって
ピクピクと動いている
翔「目は覚めた?…風呂入ろう?」
何事もなかったかのように言う翔くんを
潤「翔くんの意地悪…」
見上げて軽く睨むと
翔「躰洗ってスッキリさせてあげるから…」
耳元で囁かれて
顔に熱があがってきた
翔「はい」
差し出された手を
指を絡めて握ってそのまま腕に絡みつくと
翔「可愛い…」
頬にキスをされた
…だってこんな幸せな朝
ずっと夢見てたんだもん…