第28章 レッドゼラニウム
Sho side
翔「あー…やっぱり…寝たか…」
思わず苦笑して潤の髪を撫でた
洗面所で熱いタオルを作って潤の躰を拭く
明日…潤は10時半迎えだから…
8時には起こして風呂に入って…
たぶんイチャイチャするから9時…
9時半には送り出して…
なんて頭の中でスケジュールを組み立てた
念入りに…隅々まで綺麗にして
潤の隣に潜り込んだ
明日は…とびっきり甘く起こしてやろう…
規則正しい寝息をたてる潤に
そっとキスをして抱き寄せた
やっぱり…潤が傍に居てくれると落ち着く…
潤の温もりに包まれて
気持ち良く眠りに落ちていった
聞き慣れた携帯のアラームが響いて
朝が来たことがわかる
腕の中には変わらず
あったかい温もりがあって
ぎゅっと抱きしめた
翔「潤…起きて…」
抱きしめながら耳元で囁いても
まぁ…潤は起きない
そりゃそーだよな…
潤の上に覆い被さって
羽織らせていたバスローブを
パラッと解いた
スベスベの肌に手を滑らせながら
その後を追うようにキスを落としていく
潤「ん……っ…ぅんん…」
オナカから腰へ降りた頃
ようやく潤が身じろいだ
翔「じゅーん?…起きて?」
ちゅぅっ,と脚の付け根に吸いつくと
ピョコンと潤の息子が先に目覚めた