第27章 チョコレートコスモス
Sho side
潤が借りてきてくれたDVDは
ずっと観たかったSFの洋画
ずっと観たくて…だから楽しみにしてたのに…
映画が始まっても
俺の意識は絡められた潤の腕にしかなかった
…熱い…
暖房を弱めてもらっても
熱は躰の中から湧き上がってくるモノで…
わりと酒には強いから
普通に飲んだって
なかなかこんなことにはならないのに…
勝手に呼吸が浅くなる…
たかがチョコレートに使ったアルコールくらいで…?
潤「ぅわ…すごっ…ね,カッコいいこの演出っ!!」
潤が躰に触れるだけで
ゾクゾク熱が中心に集まっていく
翔「ぅっ,ん…っ…はぁ…そだね…」
なんだ…これ…?
ヤバイ…
…反応してる…
潤「翔くん…どーしたの…?大丈夫…?」
翔「あっ…やっ…はぁっ…」
不意に潤の手が頬に触れて
ビクンと躰が揺れた
潤「翔くん…具合悪い…?」
コツンと額をくっつけるから
そのまま強引に唇を押し付けた
潤「んんっ…ぁふっ…もぉっ,映画イイトコだよ?…ちゃんと見よう?」
グッと押し戻されてお預けを喰らった
それでも我慢なんてできなくて
翔「はぁっ…っ…じゅ,ん…無理…っ」
潤「えっ…ちょ…ぅわっ…」
ソファに離れて座った潤の上から覆いかぶさって
首筋に食らいついた