第27章 チョコレートコスモス
Jun side
潤「んぁっ…」
翔くんの口の中で指先にチクっとした痛みが広がった
口の中から指を引き抜いて
翔「ん…ふ…ぅ…っ…」
頬を少し紅潮させて
甘く荒い呼吸をする翔くんの瞳を見つめながら
翔くんの唾液で濡れた俺の指を
自分の口に運んでペロリと唾液を舐め取った
それを見ていた翔くんから
はぁっ…と熱い呼吸が漏れたのが聞こえる
媚薬ってこんなに早く効くんだ…
それともいれすぎたとか…?
いやネットで一応調べたし
そこら辺は多分大丈夫なはず…だよね…?
躰が熱いのか
しきりに手で自身を扇ぐ仕草をする翔くんを横目に
チョコレートの入っていた箱を片付けて
潤「翔くんこの間観たいって言ってたから借りてきたんだ♪
一緒に見よう?」
床に置いていたカバンからDVDを取り出した
翔「あ,それあったんだ…ありがとう…っ」
潤「これ観たら一緒にお風呂入ろう?」
そう言って熱い吐息を吐いている
翔くんの唇に軽く唇を重ねると
翔「んっ…はぁっ…」
熱を宿した瞳で見つめられる
それに気づかないフリして
潤「翔くん暑いの?暖房下げる?」
DVDをセットしながら問いかけると
翔「ん…少し暑いかも…っ…」
そう言うから少し暖房の温度を下げてから
リモコンでDVDを再生して
翔くんの隣に腕を絡めて座った