第21章 アレキサンドライト
Satoshi side
和「ああっ…んっ,…苦しよっ…ぁあっ」
腰を浮かせたまま跳ねる躰を支えて
智「っ…も少しっ…はぁっ…一緒に,イこっ?」
いつもは“一緒に”なんて達さない
もちろん
ニノが熱を吐き出して
その締め付けで達する,とかはあるけど
わざわざ苦しい思いさせてまで
同じタイミングを求めたことはない
でも今日は…
誕生日くらい同じ瞬間に快楽を得たくて
もう少し長く繋がっていたくて
ニノの今にも限界を迎えそうなソコを握った
和「ああっ…ん,一緒にっ…あっ,早くっ…」
ニノは辛そうに眉根を寄せて
開いた唇から嬌声を漏らしながら躰を揺らす
智「んっ…も,イくっ…あっ,ぁあっ」
熱をニノのナカに吐き出す瞬間に
塞き止めていたソコを解放すると
和「ぁああっ…あ,あぁっ…」
勢いよく白濁がニノの腹の上に散った
ニノの隣に躰を沈めて
呼吸を少し整えてから
ベットヘッドからティッシュを取って
腹の上の白濁を拭って
晒したままの裸体にシーツをかけてやる
智「大丈夫か?」
声をかけると瞼を開いて
和「だいじょぶ…」
そう言って軽く微笑んで
和「大野さん,誕生日おめでと…」
改めて言われた祝いの言葉
智「ありがと…」
額に張り付いた前髪を掻き上げてやって
智「落ち着いたらシャワー浴びといで?」
水を取りに寝室を出た