第12章 ケイトウ
Jun side
もちろんアイドルとしての躰作りもあったし
ドラマとかでの役作りもあったけど
必死に躰を鍛えたのは
翔くんに追いつきたかったから
筋トレはずっとしてたから
筋肉はついていた
でも腕とかも今と比べれば細くて
鏡に映った頼りないその躰が嫌で
だからジムに通って躰を作り上げた
翔くんはいつも
俺を支えてくれて
その頼れる躰がカッコよくて
俺だって何かあった時には
大切な人くらい守れる躰になりたかった
照れくさいから翔くんには内緒だけど
翔「ホント…5年で敏感になったね…」
脱力した躰にシャワーがかけられる
潤「翔くんのせいじゃん…」
何度も躰を重ねるうちに
全身が性感帯のように
翔くんに触れられるだけで熱が宿るようになった
元々合わさるコトのない同性の躰だったけど
翔くんを受け入れるために
翔くんのカタチにナカが変わって
だからこの躰はもう翔くんだけのモノ
潤「責任とってよね…」
そう言って唇を重ねれば
翔「一生かけて責任とるよ」
ぎゅっと腕が背中に回る
バスローブを着せてくれて
簡単にベッドも綺麗にしてくれて
2人並んで寝転んだ
躰は疲れたし眠気もある
でもまだ寝たくなくて
潤「…眠い?」
そう聞けば
翔「まだ眠くないよ」
気持ちが通じてるかのように
優しく微笑んでくれるから
潤「ならもう少し…起きてたい…」
躰の向きを変えて抱きついた