第11章 デイジー
Jun side
潤「俺も翔くんのこと好きすぎるもん…」
テーブルに頬を預けて
俺を見つめてくる翔くんの髪を
ふわふわと触りながら言えば
翔「俺の方が好きだし…」
そう言いながら
気持ち良さそうに瞳を細める
潤「そのまま寝ないでよ?」
口ではそう言いつつも
疲れてるんだろうな…って思えば
休ませてあげたくて
そのまま優しく髪を触り続けてしまう
でも
翔「寝ないよ?
潤との時間はこれからだからね」
ふふっと微笑まれて
顔が赤くなるのが自分でもわかる
翔「顔真っ赤。…かわい」
テーブルから起き上がった翔くんが
赤くなってるであろう頬に唇を寄せてきて
舌を這わせられるから
潤「んっ……もう,お風呂は?」
その舌から逃れるようにして
問いかければ
翔「もう少し……駄目?」
更に腕が首に絡み付いてくる
潤「…いい,よ」
結局翔くんには俺だって適わないんだ,と思いつつ
俺も腕を翔くんの首に回して
目の前の唇に唇を重ねた
翔「んっ…ふ,ぁ……ん…」
潤「翔くん…大好き…」
唇を離して耳元で囁けば
翔「俺の方が大好きだよ」
対抗するかのように
唇が首筋を啄んできて
潤「絶対俺の方が好きだもん」
俺も張り合うように
翔くんの腰を引き寄せるようにして
自分の躰を近付けた