第62章 カスミソウ
Sho side
潤「翔くんお風呂入る??」
ほろ酔いの潤が肩に凭れながら聞いてくる
翔「潤と入る…」
潤「ふふふ…いーよ?なんか久しぶりだね?ゆっくりするの…」
翔「忙しかったからなぁ…お互い」
潤「うん…」
風呂に入る…と言いながら
2人して抱きしめあって動こうとしなかった
本当にこんなにゆっくりする時間は
最近全然取れてなくて
今日の貴重なオフも子守でつぶれてしまったのはやっぱり悔やまれる…
翔「ごめんな,今日は…ありがとう…」
改めて言うと
潤が笑いながら首を振る
潤「ううん…楽しかったよ?なんかさ…ちょっと家族になった気分で…」
言うだけ言って恥ずかしそうに
俺の肩に顔を埋めた
潤「お父さんみたいな翔くん…ちょっと可愛かったし…」
翔「可愛い…?せめて格好いいにしてくれない?」
潤「んーん,可愛かったっ」
ふふっと笑って
天使みたいな笑顔を俺に向ける
翔「潤のが可愛い…」
潤「俺達…おじさんだよ?」
おかしそうにクスクス笑う
翔「可愛いおじさん… 」
口に出してみて
思わず2人で噴き出して
大笑いした
なんだ?可愛いおじさんて…
潤「ふふふ…じゃぁ,お風呂に入ろっか?おじさんっ」
翔「ん…仲良く入ろうな?可愛いおじさん?」
それからしばらく
おじさんというワードで
2人して笑いのツボにハマっていた