第62章 カスミソウ
Jun side
「じゅんのすけっ喉乾いたっ!」
「じゅんのちゅけじゅーすっ!」
子供とか動物には懐かれないから
ちょっと不安だったけど
龍斗くんも陽虎くんも
すぐに可愛く笑ってくれて安心した
潤「ジュースな♪何味がいい?リンゴとオレンジとー…」
陽虎くんを抱っこしながら
龍斗くんも連れて冷蔵庫に行くと
「ああっ!コレ櫻ちゃんたちのだ!父ちゃん飲んでる!」
横から龍斗くんが俺たちがCMをやってるビールを取り出した
潤「お♪CM見てくれてんのか!」
「おれ,りんごっ!」
龍斗くんと話してたら陽虎くんがジュースに手を伸ばして…
慣れないから大変だけど
二人を順番に相手しながらコップとジュースを手にリビングに戻った
潤「翔くんは?何飲む?」
ソファに座ってた翔くんに声をかけると
翔「アイスコーヒー…潤もだろ?」
そう言って
俺の持ってたコップにリンゴジュースを注いで
翔「お前らおとなしく飲んでろよ?」
「「はーいっ」」
二人に渡してから
今度は翔くんにキッチンに連れていかれた
潤「ちょっ…目離して大丈夫なの?」
引っ張られながら聞くと
翔「少しくらいいいだろ…」
キッチンの隅でぎゅっと抱きしめられて
翔くんの香りに包まれる
朝から今日は掃除とかでバタバタしてたから
それが嬉しくて
俺も翔くんの背中に腕を回した