第59章 スイカズラ
Sho side
同じことを思っていてくれたことが嬉しくて
潤を抱き上げて寝室に向かう
その温もりが腕の中にあることが幸せで
その温もりの大切さを肌で実感した
何にも代えられない…俺の宝物…
ベッドの上にそっと降ろすと
すぐに自分もベッドに乗った
ベッドの上で向き合って
しっかりと見つめ合う
それだけでドキドキと心臓が高鳴って
躰に熱がともるのが分かった
翔「怖くない…?」
リビングで皆の視線を気にしながら…狭い場所でスルのとは違う…
流されるんじゃなくて確かめ合いたい
潤「怖くないよ…翔くんが欲しい…」
潤も同じ想いだと
俺にしっかり伝えてくれた
だからこそ…
自分の欲望をぶつけるだけじゃなく
大切に抱きたい
交わりたい
確かめ合いたい…
ゆっくり潤の服を脱がしていく
潤も俺の服に手をかけて
お互い生まれたままの姿で向き合った
翔「潤…愛してる…」
頬に手を当てて
包むように反対の手を広げる
潤「俺もっ…翔くん…愛してる…」
潤は何の迷いもなく
俺の胸の中に飛び込んできた
ぎゅっと抱きしめると
背中に回った潤の腕も俺を掴むように力が籠った
どちらからともなく唇を重ねて
そのまま潤の躰をゆっくりとベッドに横たえた