第59章 スイカズラ
Sho side
雅「結局さ…らぶらぶカップル決定戦の判定は…??」
昌「もう途中からどーでもよくなってただろ?」
和「だいたい適当すぎるんだよっ」
翔「ルール練り直す?」
潤「またやんの⁉」
智「可愛い嫁決定戦にする?」
ニノのエルボ―が智くんにヒットした
皆で照れながら冷やかしながら朝食をわいわい食べて…
仕事の都合で
各々お昼過ぎには帰って行った
智「じゃ…お邪魔しました」
潤「片付けまでありがとね」
和「こちらこそお昼ご飯までありがとうございました」
翔「色々…ありがとう」
終始照れて怒っていたニノだったけど
俺達を見る瞳は優しかった
潤「みんな帰っちゃったね」
6人で賑やかだった我が家が急に静かになる
お祭りの後の寂しさみたいなのは
少しあるのかもしれないけど…
俺は…早く2人だけで
もう一度確かめたかった
その場のノリやお酒の力じゃなくて
本当に抱きしめ合った温もりを…
翔「寂しい…?」
手を繋いでリビングに戻ると
2人でソファに座って
すぐに潤が抱き着いて来た
潤「寂しくないよっ…翔くんが…もっと近くに…ちゃんと俺のナカに…居てくれるから…」
耳元で囁く声は震えていた
肩を掴んで躰を離すと
潤んだ瞳が俺を捉える
翔「潤…」
潤「翔くん…今までごめんね…ありがとう…」
一筋の雫が頬を伝う
それを唇で吸い取った
翔「潤…愛してる…」
戻ってきてくれてありがとう…
おかえり…