第59章 スイカズラ
Jun side
雅「もーニノーっ…はい,もう一回!」
大野さんの胸に顔を埋めたニノに
相葉さんが箱を押し付ける
和「っ…わ,わかったよ…っ」
適当に箱の中にニノが手を突っ込んで
一枚の紙を大野さんに渡した
智「んー?…“胸元にキスマーク”」
和「はぁっ!?俺たちの仕事考えて書けよっ!」
そのお題にニノは益々真っ赤になって…
でも
和「あっ…ちょ…智っ…」
シャツを大野さんに捲り上げられてる
雅「昌宏さん…薄くね…?」
昌「わかってるよ…」
早速始めてるみんなを横目に…
ちょっと戸惑う…
こういうことを事故以来…するのは初めてで…
まだ踏み出せなかった部分だから…
でも
深く考えようとしても酔っててあまり思考が働かなくて
それにやっぱり負けたくないし
踏み出すキッカケにもなるかな…と
シャツのボタンを自分で外して肌を晒した
潤「翔くん…」
翔「…大丈夫?」
心配そうに見てくる翔くんの唇にちゅっと唇を触れさせて
潤「うん…つけて…?」
そう言って翔くんの口元に
目立たない胸の横がくるように
ちょっと腰を浮かせると
潤「っ…ぃっ…ん…」
翔くんが躰を引き寄せてくれて
肌に唇が触れて
チクッと痛みが走った
けど…久しぶりに感じるその感覚は
躰に忘れていた熱を運んできたような気がした