第58章 ストック
Jun side
気になった公園に翔くんに連れてきてもらって…
歩くたび
一歩踏み出すたびに
どんどん忘れてたものが蘇ってきた
初デートのことも…
斗真たちのことも…
大野さんたちのことも…
相葉さんたちのことも…
そして…俺が翔くんを好きだったことも
しっかりと思い出した…
怖いと思ってたはずなのに…
“好き”という気持ちに怖さなんてもうなくて
そこには…幸せがあった
翔くんと思い出を話しながら歩いてると
目の前に現れた白い建物…
潤「ありがと…」
翔くんが扉を開けてくれて中に入ると
ステンドグラスのキレイな光が差し込んできていた
それに包まれながら進むと
さっきまでよりも…一気に記憶が戻ってくる…
ここでの…俺と翔くんの大切な思い出…
立ち尽くしたまま…ポロポロと涙が溢れてくる
潤「翔くん…」
翔「…ん?」
後ろに立ってた翔くんを振り返って
頬を濡らす涙を拭った
潤「ごめんね…大切なこと…忘れて…ほんとにごめん…ちゃんと…思い出したよ…」
しっかり翔くんを見つめて言うと
翔「潤…」
翔くんの瞳からも涙が零れた
首にかかってるネックレスを外して
手のひらに乗せた指輪を翔くんに差し出す
潤「翔くん…好きです…でも…その…ゆっくりしか…進められないかもしれない……こんな俺だけど…まだ…傍にいさせてくれますか…?」
涙が止まらないけど…頑張って言葉を紡いだ