第58章 ストック
Jun side
なんだか…頭がついていかないうちに
相葉さんもここに来て…
大野さんも来るらしい…
立ち尽くしたまま翔くんたちを見ていると
雅「松潤も…少しでも食べれそうなら食べて?」
おにぎりを相葉さんに差し出された
潤「ありがとう…」
ゆっくり手を伸ばして受け取ると
相葉さんがにっこり笑って
雅「目…少し冷やそうか…タオル作ってくるね?」
そう言って翔くんに場所を聞いて
洗面所に消えていった
ピンポーン…とまた音が鳴り響いて
今度は大野さんが入ってきた
翔「智くん…おはよ…ごめんね?」
翔くんが出迎えて声をかけると
智「全然大丈夫だよ?…あ,カズ…頼まれてたもの…っぃてっ」
大野さんが笑って答えて…直後にニノに叩かれてる
和「あなたねえっ…ばかなんですか!?俺の話聞いてました!?」
ニノに詰め寄られて
智「ごめんって…ほんとごめん…」
なんで怒られてるのかはわからないけど…
眉を下げて謝る大野さんがおもしろくて
潤「ふふ…っ」
思わず小さく笑うと
視界の端っこにいた翔くんが
口元を緩めたのが見えた
潤「大野さん…カズ,なんて呼んでたんだね…ほんと仲いいね?」
前もそういえば呼んでたな…って思って言うと
智「え…?あ…うん…たまに,ね…?」
なんだかぎこちない答えが返ってきた