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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第58章 ストック


Jun side

翔くんに案内された家…

なぜだか翔くんと一緒に住んでるんだと言われて…

全然わからないし…

そこを考えようとすると頭がズキン…と痛んだ

でもなぜか…コーヒー豆の場所には…迷わなかった

躰が…覚えていたようなそんな感覚…


翔「あ…ごめん…」

すぐに翔くんの手が離れて豆を拾うためにしゃがみこむ

潤「ごめんなさい…」

俺も一緒に拾おうとしゃがむと

翔「潤…コーヒー煎れてもらっていい…?」

それを制するように言われたから

棚からカップを出そうと後ろを振り向いた

棚にはどの食器も同じものが二つずつ並んでいる…

潤「…っ」

それを見た瞬間…また頭が痛んで思わずコメカミを抑えた

翔「潤?大丈夫か…?」

翔くんが落ちた豆を捨てながらこっちを見る

潤「うん…」

それに小さく返して
手近にあったカップにコーヒーを注いで

並んでソファに腰掛けた


潤「…ん,おいしい…」

翔くんが出してくれたお土産は
どれも俺の好みで…おいしくて…

張ってた気が少し落ち着いた気がした

翔「よかった…もっと食べていいよ?」

それに翔くんも少しだけ…
さっきまでより嬉しそうに笑ってくれて…

俺もそれが嬉しかった

潤「ありがと…でもちょっと…休憩したい…」

こんなんじゃなかったはずなのに…

情報に頭が追いつかないからか…

ちょっとしか活動してないのに疲れて…

ソファに背を預けて瞼を閉じた
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