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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第58章 ストック


Jun side

智「どっか行ってるのって…」

雅「リオだよ…お見送りしたんじゃないの…?」

恐る恐る…と言ったかんじで
二人に聞かれて…

でもよくわからないでいると

智「オリンピックの…メインキャスターに選ばれたんだよ…?覚えてるよね…?」

大野さんにぐっと肩を掴まれて

ビクン…と躰がベッドの上で跳ねた

触られるのが…なんでか…怖かった…

でもベッドの上じゃ逃れることもできなくて

それが余計に怖くて…

ただ目の前の大野さんを見ていると

「失礼しまーす…松本さん?気分はどうですか?」

医者が部屋に入ってきた

それと同時に大野さんが離れて

ようやく躰から力が抜けた


医者は簡単に俺を診て
何個か質問をして病室を出ていった

躰に触られるのはやっぱり怖かったけど…

とりあえず少し酷い打撲があるだけで躰は大丈夫らしい…

ただ…病室を出るとき
大野さんが一緒に呼ばれて…出て行った

その直後に
大きな音をたててドアが開いて

翔「潤っ…」

息を切らした翔くんが入ってきた

その後ろにはニノもいる

走る勢いで翔くんは俺のベッドサイドまできて

翔「大丈夫かっ!?」

そう言いながら俺に向かって手が伸ばされた

でも…またそれが怖くて…
触れる直前…思わず顔を逸らしてしまった
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