第58章 ストック
Sho side
潤「…消えちゃうかな…?」
潤が付けた痕をなぞりながら
寂しそうに呟く
翔「どーかな…リオ…遠いからなぁ…」
移動に時間がかかるから
実際に取材できる時間よりも
日本を離れている期間が長くなる
俺は仕事で行くから
ある程度割り切れるけど…
こういう時
置いて行かれる方が辛いってのは
よくわかる…
潤「もう一回…つけて…?」
潤が躰を引き上げて
胸元を俺に差し出してくる
赤い痣のすぐそばに
ぷくっと尖った胸の飾りが目に入って
思わずそれを吸い上げた
潤「んぁぁっ…やぁ…そこじゃなっ…」
潤の躰が俺の腕の中でビクンと跳ねた
翔「ふふ…間違えた」
潤「もぉ…バカ…」
潤が俺の頭をギュッと包み込む
それに誘われるように
胸の痣をペロっと舐めてから
再び…今度はしっかり痕が残るように
ちゅっと吸い付いた
潤「っ…んんっ…」
びくっと肩を揺らし
腕に力が籠る
少し苦しいけど
それが心地よかった
翔「いい子で待ってろよ?」
潤「ん…待ってるから…早く帰ってきてね…?」
翔「一番に潤のところに帰ってくるよ…」
潤の腕の中から抜け出して
潤の躰を自分の腕の中に閉じ込めた
潤「いってらっしゃい…気を付けてね」
翔「潤も…仕事頑張れよ…」
もう一度,深く唇を重ねた