第56章 アセビ
Jun side
本当に若さなのか
それともセクシーパワーなのか……
途中までは俺たちは負けてた
でも
いざ収録が始まると
翔くんとの賭けも気になりつつ
負けず嫌いが出てきて
普通に本気で頑張って…
潤「勝っちゃった…」
番組の最後
翔くんがSexy Zoneに話を聞いてる後ろで
思わず呟いてしまった
和「負けたかったの?」
近くにいたニノが
“潤くんが珍しー”なんて言いたげに見てきて
潤「や…そうじゃないけど…」
誤魔化すように笑いかけた
「今日はありがとうございましたっ!」
収録後
楽屋に挨拶にきた後輩達
潤「お前翔くんに言われたから手抜いただろっ」
笑顔の後輩に詰め寄ると
翔くんも近くに来て
翔「風磨よくやった」
そう言って肩をポンポンと叩く
その手を菊池の肩から払い落とすと
「え…ええっ!?俺正々堂々戦いましたって…っ」
泣きそうな顔になるから
仕方なく開放してやった
雅「松潤どうしたの」
それを見ていた相葉さんが
面白そうに寄ってきたから
潤「翔くんと今日の結果賭けて遊んでた…」
そう言うと
雅「どんまい…」
笑いを堪えられなさそうに見られた
俺が勝ったら
翔くんと久しぶりにデートしたかったのにっ!!