第56章 アセビ
Sho side
‟俺たちが負けたら潤の勝ち”
なんて変な賭けにムキになる潤が可愛くて
その賭けにのってみた
「潤はご褒美何がいいの?」
朝,潤の作ってくれた朝食を食べながら聞くと
「え…ぁ…ぅん…考えとく…」
慌てたように答える
「そ?俺はもうお願い決めたからね♪」
「え??何!?」
「そりゃぁ…内緒っ♪」
潤にご褒美をあげるのも
俺のお願いを聞いてもらうのも
俺にとってはどっちもそんなに悪い事じゃない…
潤は気づいてないけどね…♪
「おはようございます!」
「今日はよろしくお願いしますっ」
楽屋にSexy Zoneのメンバーが挨拶に来た
「翔くんっ,今日は勝ちますからね!!」
風磨が俺に下剋上を申し出てくる
「いや,おまえさ…今日は先輩に華持たせようぜ…」
風磨に肩を組んでこっそり囁くと
後ろから腕をガシッと掴まれた
「翔くん…正々堂々といこうよ…」
顔は笑ってるけど…
腕…痛ぇ…
べりっと肩から腕を外されて
引っ張るように風磨から引き離された
「冗談だろ…?」
「ベタベタしすぎだし…」
ぷっと膨れて自分の席に戻って行った
可愛いなぁ…もぉ…