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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第54章 ラケナリア


Jun side

斗「もう飲むなって…もう少ししたら翔くん来るからっ…」

手に取ったグラスを斗真に奪われて

「ほんとお前酒癖悪ぃなーもう…」

それを取り返そうとして
ふらつく躰を岡田くんが苦笑しながら支えてくれた

潤「もっと飲みたいんだよっ」

翔くんが迎えに来てくれるのは嬉しいけど…

それでも今まで山田のとこにいた翔くんと会って
普通にする自信がなくて

斗真から無理矢理グラスを奪い返して
その中身を胃の中に流し込んだ

そのとき

岡田くんの家のチャイムが鳴って

「あ…健…悪いけど出てくんね?」

岡田くんのその言葉で健くんが翔くんを迎えに行った

翔「お邪魔しまーす…」

いつもより低い翔くんの声が聞こえてきて

翔「斗真連絡ありがとな…岡田くんもすいません…」

リビングに来た翔くんは先輩たちに謝ってる

その声も態度もいつもより冷たくて…

山田と楽しくいたのに呼び出されたから怒ってんの…?

そんなことを考えていると

翔「潤…何やってんだよ…帰るよ…」

岡田くんの腕に支えられてた躰を
ぐっと引っ張られた

やっぱり…どれだけ飲んでももやもやは消えない

この手が山田に今まで触れてたのかと思ったら
普通じゃいれなくて

俺だって岡田くんにもっと触れてやるっ…

潤「やだっ…岡田くんといるもんっ」

引っ張られてない手を岡田くんに伸ばした
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