• テキストサイズ

センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第54章 ラケナリア


Jun side

ベッドの中で布団に包まっていても
微かに聞こえてくる翔くんの声…

“涼介”
“山田涼介…できるやつだね”

聞きたくない言葉から逃げるように
布団の中で目を瞑ると

最近の忙しさの疲れからかすぐに夢の中に落ちた

夢の中では
温かい大好きな温もりに包まれているような気がした




「お疲れ様でしたっ!」

Hey!Say!JUMPと一緒になった
音楽番組の生放送のあと

楽屋に挨拶にきた後輩達

雅「おーお疲れーっ」

智「おつかれさまー」

楽屋のいろんなところからあがる声を聞きながら
視界の端に明るい茶髪が映った

後輩に嫉妬するなんて…
疑うなんてどうかしてると思いつつも

どうしても今は山田を見ていたくなくて

潤「お疲れー」

後輩に言葉を返しながら

[翔くん,これで終わりだよね?帰ろう?]

翔くんにメールを送ると

翔「伊野尾,お前なんでこの間のしやがれ来ないんだよー」

「いや違いますって!俺だって行きたかったですよ!」

後輩と話していた翔くんからすぐにメールが返ってきた

急いで携帯を見ると

[ごめん,今日は約束があって…なるべく早く帰るから]

その返信に

楽屋の隅でニノと喋っている山田が
翔くんを待っているのかと勝手に想像して

またもやもやが膨らんだ
/ 1617ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp