第53章 ダイヤモンド
Kazunari side
翔「そーゆー雅紀はどーなんすかっ」
雅「えぇ?俺~~?」
翔くんと相葉さんが
お互いのコトを聞き出そうと
笑い転げながら
マイクを向け合ったり…
潤「もぉ~…松岡くん呼ぼうぜ~」
雅「今日松にぃDASH島だも~ん…」
翔「あぁ…泣くな泣くな…」
急に相葉さんが泣きに入ったり…
もうめちゃくちゃ…
智「カズ…眠い…?」
和「んー…なんか変なの…」
わいわい騒ぐ三人を
俺は智に凭れて眺めていた
今までずっと一緒にやってきた5人なのに…
いつの間にかパートナーが居て…
でもよく考えたら
そのパートナーとだってそれぞれ
もう何年も一緒に居るのに…
今…やっと落ち着いた…
なんか不思議
雅「あ,じゃぁリーダーって…いつからニノのコト好きだったの??」
智「え…?え…?」
いきなりの相葉さんの振りに
智がうろたえてる
そう言えば…聞いたことないな…
俺達がちゃんとっ恋人同士になったのは去年…
でも躰の関係だけ10年以上…
俺は最初から好きだったけど…
智はいつから…?
助け船を求めて
俺に視線を送ってくるけど
俺も聞きたいからジッと智を見つめた
翔「出逢ったときから,智くんの中でニノは特別だったと思うよ」
助け船を出したのは翔くんだった
翔「だって…クールな人だと思ってたのにさ,ニノに話しかけられた時だけ空気が緩むの…それはジュニアの頃からだよ」
そうなの…??
智を見ると,キョトンとした顔をしていた
…自分でも無意識なんだな,これは…