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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第53章 ダイヤモンド


Kazunari side

翔「じゃぁ,潤と俺でこれ運んで,雅紀…車の中詰め込むのお願い…智くんはこの部屋の掃除ね…ニノはリビングの必要なモノ箱詰めしといて」

「「「「はーい」」」」

翔くん隊長のもと
引っ越しがスタートした

翔さんと潤くんと相葉さんの大きな車にてきぱきとモノが積み込まれていく

俺の車も一応あるけど…
そんなに大きくないから
細かいものを積み込んだらすぐいっぱいになった

翔「潤,ここぶつからないように気を付けろよ?」

潤「うん,大丈夫!!ありがとっ」

大きめの荷物は
力持ちの翔くんと潤くんが
せっせと運んでくれて

相葉さんは無い頭をひねりながら
車に積み込むパズルをしていた

和「智…?なにしてんの?」

智「んー…なんか色々懐かしいものが出てきて…」

掃除を担当してる智を覗くと
スケッチブックを取り出して眺めていた

和「昔描いたやつ?」

智「うん…そだね,結構色々描いたなぁ…」

懐かしそうに眺める智は
子供を成長を懐かしむ親みたいに
優しい顔をしていた

和「これは…?見ていい?」

ふと黄色いスケッチブックが目に留まってそれを持ち上げた

智「ダメ!!」

和「へ…?」

思いのほか強く…
しかも智には珍しいくらい大きな声で
止められてびっくりした

智はひったくるように
俺からそのスケッチブックを奪い取った

和「なによ…」

別に無理に見るつもりもないけど…さ…

そんな言い方されると…
気になるじゃんか…

智「あ…いや…これは…」

視線が泳いでしどろもどろになる智

和「…別に…」

翔「おい,こらっ…サボってないでよ,二人ともっ!!」

別にいいよ…と言おうと口を開いた時
翔くんが部屋に入ってきて
笑いながら怒られた

和「はいはい,ごめんなさーい」

軽くいなして俺はリビングに戻った

気になるけど…
まぁ…仕方ない…

自分に言い聞かせて
引っ越し作業を続けた
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