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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第53章 ダイヤモンド


Kazunari side

駐車場で相葉さんと別れて
智と2人で俺の車に乗る

一緒の仕事の後
他に仕事がなければ
必ずそうするようになった

それぞれの仕事が忙しいからこそ
一緒に居られる時間を大切にしたくて…

和「今日は俺の家でいい?」

智「うん……かず…」

運転席のドアを閉めると
智に呼ばれて

振り向くと唇が重なった

和「んっ……っ…」

深く重ね合わせて
智の舌が唇を舐めた

ぴちゃっと水音が聞こえて顔が熱くなる

智「…お疲れ…」

唇が離れて
智が頭を撫でてくれる

和「ぅん…智も…」

名残惜しいけど
誰がくるともわからない駐車場で
これ以上の事はできないから…

早く帰りたい…

熱くなる躰を堪えて
智から躰を離した

エンジンをかけて
車を出す

なんとなく気になって
智を見たら

綺麗な瞳と視線が絡んで
もっと躰が熱くなった

智「松潤と翔くん…良かったね…」

沈黙が続いた車内で
智がおもむろに口を開いた

和「うん…すごく幸せそうだったね…」

智「うん…」

なんとなくそれ以上のことは喋れなくて
そのまままた車の中は沈黙に包まれた

さっきの翔くんと潤くんの
幸せそうな顔が蘇る

潤くんに言われた
「次はニノの番だよ」
という言葉も

ずっと頭の中をくるくる回っていた

焦るつもりもないし
俺達は俺達…

でも…智となら
そーゆーのも悪くないかも

なんて柄にもない事を想った
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