第51章 カーフ
Masahiro side
昌「っはぁっ…まー…ぁ…」
我慢しきれなかった俺の熱が
雅紀の顔に盛大にかかった
少し焼けた雅紀の肌にかかるそれは
昌「えろ…」
雅「えぇ~?エロイの?俺?ふへ…なんかペタペタする…」
それを手で触ってまじまじと眺めようとするから
慌ててティッシュで拭った
昌「悪かったよ…」
雅「んぅ…んー…舐める…」
昌「ダメ…」
雅「ケチ~」
昌「てか…あぁ…落ちねーな…シャワーで落とすか…」
少し髪にもついたそれは
拭いてもなかなか落ちないから
二人で浴室に向かった
なかなか…自然にことを運べないな~…
なんてことを雅紀の髪を洗いながら考える
今だって俺はスッキリしてるし
雅紀ももうそんな雰囲気じゃない…
雅「ねぇねぇ!俺,うまくできた??」
なんて無邪気に楽しそうに聞いてくる
昌「あぁ…気持ちよかった」
雅「よっしゃ~!またするからね!!」
昌「…バカ…」
俺の方が先輩だし
発言力は強いはずなのに
気づくと雅紀のペースで…
ま,それも心地いいから
それはそれでいいんだけどさ…
昌「出たら…もう昼か…ソバでも作るか…」
雅「え?…あ……うん…蕎麦いいね♪俺も作るっ」
まだまだこれから…
ゆっくり積み上げていけばいいよな…
そう自分に言い聞かせて浴室を出た