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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第51章 カーフ


Masaki side

雅「いただきますっ」

テーブルを挟んで向かい合って
松にいの作ってくれた朝ごはんを頬張ると

その美味しさで
まだ眠かった頭が覚めてきた


ご飯を食べたあとは
また一緒に食器を片付けて

ソファで並んで淹れたてのコーヒーを口に運んだ

雅「苦っ…」

昌「だから砂糖とミルクいれろって」

苦笑しながら
角砂糖の入ったビンを差し出される

ブラックって大人ってかんじでかっこいいから
俺も飲んでみたかったのに

口の中にはただ苦味しか残らない…

大人しく甘さを加えたコーヒーを飲んで口直しをした

雅「ブラックでって言いたいのになー」

かっこいいよねって松にいを見ると

昌「なんだそれ」

また苦笑が返ってきて

雅「んっ…んっく…っ」

少しブラックのコーヒーを含んだ口に
唇を鬱がれた

松にいから貰ったその液体は
苦くなくて…むしろ甘くて…

雅「はぁっ…おいし…」

そう言うと
なぜか寄せてた躰を少し離された

昌「今日なにする?行きたいとこあるか?」

でもそれを考える暇なく聞かれて

雅「こうやってゆっくりしてたい」

少し考えたあとに

こうしてオフが重なるのは滅多にないし…と

少しぬるくなったコーヒーを飲み干してから

松にいの膝の上に頭を乗せて見上げた
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