第49章 カカオフィズ

Toma side

ぎゅっと腕を掴まれて
ナカで動かす指を止めると

健「はぁ…っ…は,ぁっ…」

荒い呼吸をしながら
健くんが不安そうに見つめてくる

健「なにっ…あれ…」

その目尻に浮かぶ涙を唇で拭ってから

斗「男の性感帯…らしいですよ…気持ちよくなかったですか…?」

揺れる瞳が不安で聞くと

健「わかんないけど…変になりそうだった…」

頬を少し染めて言うから
ほっとして赤い頬にキスをした

視線を下にずらすと
その言葉通り
中心がとろとろと蜜で濡れていて…

ナカの指を増やしてゆっくり動かすと

健「んぁあっ…」

また健くんの躰がシーツの上で乱れた

可愛く喘ぐ姿を見ていると
俺の中心ももう苦しくて…

そろそろ限界で…

斗「健くん…いれても…いいですか…?」

三本指を飲み込んで綻んでる蕾から抜いて聞くと

また健くんの瞳が揺れた

怖い思いも痛い思いもさせたくないけど…

でも「やっぱりやめましょう」とも言えなくて…

その瞳を見つめ返すと

健「いいよ…斗真の,ちょうだい…?」

そう言って首を引き寄せてキスをくれた

斗「ありがとうございます…優しくしますから…」

ぎゅっと一度抱き締めてから
自分の中心にローションを垂らして

ひくひくと動く蕾にそれを宛がった