第49章 カカオフィズ
Ken side
斗真の指がゆっくりゆっくり動いて
変な感じはするけど
そんなに痛みを感じることなく
ナカに入ってきていた
そんなところに指が入ってると思うだけで
恥ずかしいけど…
でも…斗真だから…と
されるがままに身をゆだねた
斗「動かしますね…」
何かする前に
必ず俺の確認をとって
様子を見てくれる
決して無理しないことがわかるから
思ったよりも躰の力を抜くことができた
健「んっ…ぁ…あ…っ…」
2本の指が
内壁を押し広げるように
蠢くのがわかって
擦られるたびに
腰の浮くような感覚に襲われる
さらに指がぐるっとナカを擦ると
健「ぁああっ…」
自分の意志とは関係なく
躰がびくびくと跳ねた
斗「あ…ここ…かな…?」
斗真が独り言のように呟いて
同じように指がナカを擦った
健「んぁあっ…ぁっ,やぁ…な…に!?」
今までとは比べ物にならないくらいの
刺激が腰に広がった
斗「ココ…気持ちいですか??」
刺激を与えられながら
聞かれるけど
とても答えられるような感じではなくて
健「やっ…ぁっ,あっ…やぁっ…とー…ああっ…待ってっ…」
今にも熱を吐き出しそうなのに
吐き出せない…
そんな苦しさと不安から
斗真の腕にギュッと縋りついた