第49章 カカオフィズ
Toma side
俺をちゃんと見ていてくれる健くんの瞳を
俺もちゃんと見つめ返して
ローションを纏わせた指をゆっくり
健くんのナカに埋め込んでいく
健「っ…ぁっ…ぅ…」
眉を寄せて声をあげる健くんの目元にキスをして
斗「痛いですか…?」
進める指を止めると
健「痛くないけど…っ…変なかんじっ…」
少し表情が和らいだ
片手をしっかり繋いで視線は絡めたまま
後ろからちょっとでも気が逸れてくれたらと
顔中に唇を触れさせていく
斗「息…吐いててくださいね…」
頷いてくれるのを確認してから
ゆっくりと指を奥に進めて…
何度もローションを足しながら
二本…指を奥まで埋め込んだ
健「はぁっ…っ…とーま…っ」
荒い呼吸を繰り返す唇にそっと唇を重ねて
斗「大丈夫ですか…?」
そう聞くと
健「大丈夫…っ」
繋いだ手をきゅっと握り返して
少しだけ微笑ってくれた
その顔にもう一度キスをして
斗「動かしますね…」
ナカに埋めた指を
ゆっくり拡げるように動かした
健「んっ…ぁ…あ…っ…」
さっきまでより
少しだけ健くんの声に甘さが混じった気がして
ちょっと大きく指を動かすと
指先にしこりが当たって…
ソコに触れた瞬間
健「ぁああっ…」
健くんの躰が大きく跳ねた