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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第49章 カカオフィズ


Toma side

ぎゅっと強く腕の中の躰を抱き締めると

健「斗真…」

耳元で名前を呼ばれて

斗「健くん…」

それに吸い寄せられるように
背中に置いていた手を
健くんの後頭部に移動させて唇を重ねた

健「ん…っ」

静かな二人きりの空間の響く小さな健くんの甘い声…

さっきまでの…
みんなが聞ける声じゃなくて

俺だけが聞ける
俺だけが知ってる声だと思ったら

落ち着いてた躰の熱が一気にあがってきた

斗「んっ…はぁ……」

何度も角度を変えながら
少しずつキスを深くしていくと

健「ん…んん…っ…ん…ぁっ」

苦しくなったのか
薄く健くんの唇が開いて

そこに舌を潜り込ませた

健「んっ…ふぁ…っんん…」

甘く感じる口内に夢中になって
舌を絡めて

健くんの背後にトンと手をついて

ソファの上なのを思い出して唇を離した

健「はぁっ…斗真…?」

唾液で濡れた唇で見上げられて
それにさえも躰が熱くなる

斗「そろそろ…寝ましょうか…」

離れていた躰を
抱き締めなおして
耳元で囁くと

健「そう…だね」

健くんの声も熱を孕んで…

でも少し緊張しているような声だった

抱き締めていた腕を解いて立ち上がると
健くんの手が俺の手に絡んで…

そのまま寝室に一緒に足を踏み入れた
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