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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第49章 カカオフィズ


Toma side

健くんの頭がずっと肩に乗っていて…

それなりに飲んだはずなのに
少しふわっとする程度で
酔うことはなかった

それでも会計をして店を出ると

夜の空気がひやっとして気持ちいい

翔「潤っ,ちゃんと歩けって」

潤「歩いてるよー?」

潤は酔って翔くんに凭れながら歩いている

翔「じゃあすみませんココで…俺コイツ送ってくんで…」

翔くんが俺の隣の健くんに声をかけてから

俺にも「またな」と言って

潤をタクシーに詰め込むようにして帰っていった

もう一台のタクシーに健くんと乗って
先に健くんの家に向かう間…

ずっと俺に寄りかかるようにしてる健くん…

躰の半分が熱くなる…

斗「健くんは…大丈夫ですか?」

動かずそのままいるから
酔って気分でも悪くなったかと顔を覗くと

健「無理…酔ったー…」

アルコールで赤く…ちょっと水分の多い瞳で見上げられて…

夜の暗い中でそれはキレイに輝いていて…

斗「…っ」

全身が熱くなった

健「斗真ー…家まで連れてって?」

俺だって少しでも長くいたいけど…

でも…我慢できるのかな俺…

でも…酔ってるなら危ないし…

斗「わかりました…玄関までなら…」

健くんから視線をそらして言うと

嬉しそうに笑うのが視界の端にうつった
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