• テキストサイズ

センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第49章 カカオフィズ


Toma side

潤が目の前で翔くんにキスをして

突然のことにそれを見ていたら

顔を健くんに包まれて
唇が鬱がれた

健「っ………はぁ…ごちそーさんっ」

いきなりされたキスに
躰がかっと熱くなる

何も言葉は出てこなくて…
ただ口元を抑えて火照る顔を隠していると

健くんも軽く頬を赤くして俺を見ていた

その顔が…可愛くて…心臓がうるさい…

手のひらにかかる自分の吐息が熱い…

潤「健くん,とーまの唇はどーでしたっ?」

潤が…また飲んだのか
少し酔った口調で健くんに話しかけている

健「ん?柔らかかったよ♡」

その健くんの言葉に
さっきの感触を思い出して…

思わず指先で唇をなぞっていた

潤「じゃあ…もう一回します?」

翔「ばかっ,しねーよっ」

潤「いいじゃんっ」

翔「潤,お前ちょっと飲みすぎっ」

向かい側で翔くんと潤のやり取りが聞こえるけど…

今はそれを気にしてる余裕はない…

健「俺らももう一回する?」

目の前でニコリと笑いかけられて

斗「し…しませんよっ…」

慌てて顔を背けて
泡の消えたビールを一気に流し込んだ

その冷たさが
躰の火照りを少なくしてくれる気がして

少しでも自分を落ち着けたくて
どんどんビールを飲むと

ふわふわすると共に
ちょっとだけ
破裂しそうな程のドキドキから開放された気がした
/ 1617ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp