第48章 ストロベリー
Jun side
潤「でも家に篭ってヤってばっかは不健康だぞ?」
長い片想いが実って…
まだお互い忙しくてどこにも行けてないという斗真を
揶揄うように言う
斗「暇さえあればヤってる潤に言われたくねーよ!」
潤「いっつもヤってるわけじゃねーし」
お互いに相手がいるからこそできる話が新鮮で
気づけば斗真と盛り上がりながら
アルコールも結構回ってきていた
斗「てかさ!この間……」
斗真の話を聞きながら
つまみを取ろうと躰を動かした時
テーブルを挟んでソファのところで
健くんに押し倒される翔くんが視界に映った
潤「ちょっ,健くんっ」
慌てて立ち上がって
潤「何してんですかっ」
翔くんを引き寄せようとすると
健「松本だって俺の斗真とイチャついてただろー?」
怒ってるような…拗ねてるような…
そんな口調で言われるけど
潤「そんなことしてませんよ!もー翔くん返してくださいっ」
斗真とイチャつくなんて
そんなこと俺してないしっ!
ぐっと翔くんを引っ張って
でも思っていた以上に
酔いが回っていたらしい躰がふらついて
そのまま翔くんの躰の上に
倒れそうになって
慌てて腕で躰を支えた
…つもりが
潤「んっ…」
翔「ちょ,潤…っ」
うまく支えきれなくて
翔くんの唇と俺の唇が軽く重なった