第48章 ストロベリー
Sho side
「「「「乾杯」」」」
グラスが重なって
いい音を奏でた
斗「引っ越しお疲れ様っ」
潤「さんきゅっ」
翔「2人も両想いおめでとうございます」
健「さんきゅー」
お互いの幸せに乾杯した
斗「良い家だね…家具は全部新しいの?」
潤「まぁね…二人で選んだんだ」
健「金持ち~…にしては,松本の趣味じゃねーの?」
翔「俺も選びましたよ,一応…このソファとか」
2人が座るソファをポンポンと叩いてみせた
斗「あぁ…ソファベッドになるやつ?」
健「へぇ~…便利じゃんっ…じゃぁ,今日ここで寝る~♪」
健くんが斗真の膝を枕に
コロンと横になった
斗「ちょっ…健くん…早いですって…」
健「もー…聞いてよ櫻井…いつまでたっても,斗真敬語なの…俺寂しい」
健くんが上目遣いで見上げると
斗真は照れて腕で顔を隠した
潤「だってよ,斗真?」
翔「潤だって,普段,俺を呼び捨てにすることはないだろ?」
斗真に助け船を出すと
今度は潤が照れた
健「普段…ってことは…呼び捨てにする時もあるんだ?」
翔「え…」
思わぬ火種が飛んできた
健「いついつ?エッチの時?」
斗「健くんっ…もう酔ってるんですか!?」
斗真が慌てる
潤は盛大に照れる
俺は…
ヤバイ…このホームパーティ…
先行き不安になってきた…
変な汗が背中に流れた