第48章 ストロベリー
Jun side
潤「翔くん,コレもお願ーい」
サラダの入った大きな器を目の前に
キッチンから声をあげると
翔「こっちもすごい量だね」
そう言いながら翔くんが
ローテーブルの上に運んでくれる
並ぶ料理はどれも男4人でも多いくらいの量だけど
斗真も少食じゃないし
健くんは…どうなんだろ?
でも翔くんがいっぱい食べるから
たくさん残ったなんてことにはならないはず
―ピンポー…ン
その音に翔くんが対応してくれて
二人分の「お邪魔しまーす」の声が
玄関から聞こえてくる
斗「潤,コレ土産
切りたいから包丁借りていい?」
揚がった唐揚げを盛り付けていると
キッチンに斗真が入ってきて
上質そうな木の箱を差し出された
潤「いいよ…ってかそれめっちゃ美味そう」
中から出てきたいい香りのするハム…
斗「この間番宣で出た番組で食べてさ,すげぇ美味いよ」
そんな会話を斗真としていると
健「お前斗真とくっつきすぎ~」
俺と斗真の間に健くんが入ってきた
潤「ぅわっ…ちょ,狭い…くっついてませんよ!」
広くもないキッチンに
男3人入れば人口密度高すぎて…
唐揚げを盛った皿片手に
慌てて翔くんのところに逃げた
リビングから視線をこっそり遣ると
ハムを切ってる斗真と
その隣に立つ健くん…
本当にお似合いで…幸せそうで…
よかったな…と見ていると
翔「あの二人も幸せそうだね…」
腰に翔くんの手が回ってきた