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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第48章 ストロベリー


Jun side

脱衣所で並んで服を脱いで…

翔「冷たっ」

靴下を脱いだ翔くんが声をあげた

足元を見ると

潤「あー…マットもないもんね…」

思わず苦笑が零れる

翔「ま…タオルで拭けばいいよ」

目を合わせてふふっと笑いあって

浴室に足を踏み入れて…

潤「あ」

今度は俺が声をあげた

翔「どうした?」

後ろから入ってきた翔くんを振り返って

潤「シャンプーとかも…ないね?」

そう言いながら
込み上げる笑いが堪えられない

どれだけ考えなしで来たんだ俺ら…

二人で浴室にしゃがんだまま声をあげて笑って

ふぅっと息をつくと

翔「あ…俺トラベル用の持ってるかも」

翔くんが立ち上がって下着だけ履き直して
部屋に戻っていく

潤「それ早く言ってよ!」

文句を言いながらも
こんなのも新鮮で楽しくて
翔くんの後を俺も追いかけた


無事に翔くんの荷物から出てきた
小さな旅行用のセットを持って
また手を繋いで浴室に戻る

冷えた躰に
あたたかいシャワーをかけあって

髪の毛もお互いに洗いっこした

シャンプーもコンディショナーも
小さなボトル満杯に入っていたわけじゃないけど

髪が長いわけでもないから
それで充分だった


翔「潤…おいで?」

手のひらいっぱいに
ボディソープを泡立てた翔くんに呼ばれて

ぎゅっとその躰に抱きついた
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