第47章 チューリップ
Sho side
特に報告するつもりもなかったのに
潤があまりにも穏やかな顔をしてるからか…
メンバーにはすぐに指輪の存在がバレた
収録のゲストで来ていた後輩にまで
「潤くんが優しすぎて怖い…」
とか言われて
世間にバレるのも時間の問題なんじゃないか…と焦る
収録の合間
ニノと後輩とじゃれ合いながら笑う潤に
ドキドキするくらい見惚れた
雅「なんか…松潤綺麗だよね…」
智「だなぁ…翔くんすげーや…」
隣に居た2人には
今日の事を根掘り葉掘り聞かれて
雅「俺も立ち会いたかった~」
と雅紀は感動してくれて
智「やっぱ…すげーや…」
智くんは…なぜかずっと感心していた
見届けられるのなんて恥ずかしいし
そんなことしなくても皆は傍に居てくれる
俺たちにとってかけがえのない
大切な存在だから…
雅「引っ越しは?いつするの??手伝う??」
翔「忙しいし…いつっていうのも難しいから,お互い合間見つけて…運び込む感じかな…大丈夫だよ,ありがとう」
もう大きな家具とかはマネに立ち会ってもらって入ってるはずだから…
あとは自分たちの荷物を運びこめばいいだけ
翔「落ち着いたら遊びに来てよ」
雅「うん!!行くっ絶対行くっ」
智「すげーなー…」
居心地の良い場所
俺達が出会った場所
ココがあるから
俺達はこれからも
ずっと一緒に居られる
和「おたくのお嫁さん…幸せボケで危ういから,今日はちゃんと家に連れ帰ってくださいね」
潤「ボケてねーしっ」
皆に冷やかされながらも
温かく見守られて
収録を終えた
翔「今日…ちょっと寄ってく?」
はっきりとしたスタートはないけど
今日は少し特別だから…
車を走らせて向かう
俺達の家へ…